すきっ歯の治療方法
すきっ歯になる原因
顎の大きさに対して個々の歯の大きさが小さかったり、舌の癖があると歯が舌で押されてすき間が空いてきます。
特に上の前歯に限局したすき間の場合、上唇小帯というひだの付着異常や骨の中に過剰な歯(過剰歯)があることがあり、注意が必要です。乳歯ですき間が空いているのは正常です。
すきっ歯の矯正方法
歯を抜かずに治療を行うことが多いです。
大人であれば「ブラケット+ワイヤーでの治療」を行います。
舌が原因となっている場合には舌のトレーニングが必要です。
すき間の原因が上唇小帯や過剰歯の場合、切除や摘出が必要なことがあります。
子どものすき間は上の前歯に限局したすき間であれば治療対象となりますが、それ以外の多くの場合、すき間は歯の生え変わりに重要なので治療対象ではありません。
すきっ歯の矯正治療の
流れ
1初診矯正相談(約1時間)
ご予約矯正治療に関するご説明をする機会になります。患者さまから主訴(気になっているところ、改善したいところ)をお伺いし、現状の歯並びをチェックしたうえで、概ねの治療方法や料金、期間について説明させていただきます。
矯正治療に対する不安なことやご不明な点を解消いたします。お口の中の写真撮影、必要であればレントゲン写真の撮影を行います。
2精密検査(1時間)
初診時は問診表の記入、患者さまの登録などございますので、10〜15分程度お早めにご来院ください。
ご来院いただきましたら、受診の手続きをいたします。
検査内容
- 口腔内診査
- レントゲン撮影
(パラノマ・CT・セファロ) - 印象
- 口腔内写真撮影・顔面写真撮影
矯正相談受付中!
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3診断説明(30分)
検査結果をもとに、治療費用・治療期間など丁寧にご説明いたします。少しでもご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
無理に治療を進めることはありません。
当院では患者さまへ丁寧な治療説明を行い、治療内容にご納得いただいたうえで部分矯正治療を開始いたしますのでご安心くださいませ。
4矯正開始〜矯正終了まで
矯正期間中は3〜4週間に一度、装置調整のため医院へお越しいただきます。
通院の内容
- 治療経過の確認
- 矯正装置の微調整
- 歯のクリーニング
※先に虫歯治療、親知らずの抜歯(抜く必要がある人のみ)が必要な場合は、治療が完了してから矯正治療を開始します。
5矯正終了後
メインテナンス(1〜3ヶ月に1回程度)
矯正終了後も定期的なメインテナンスを行うことで、後戻り・虫歯・歯周病の予防をおこないます。
生涯患者さまご自身の歯で生活いただけるようサポートいたします。
後戻り防止の保定装置
歯列矯正をした直後は、まだ歯が固定しておらず、治療前の状態へと後戻りしやすいため、矯正治療後は
「保定装置:リテーナー」をご使用いただきます。